「7歳の勇気に学ぼう」~エッセー『残酷なくらい正直な話』より


 

10年あまり前に九州最大の地方紙・西日本新聞に掲載されていた雅代さんのエッセー
『残酷なぐらい正直な話』。

まさにタイトル通り、雅代さんが自らの体験から学んだこと、
感じたことを包み隠さず正直に書いたことが、「読んでいると元気がもらえる」
「気分爽快!」「斬新な発想に脱帽です」等と評判となり、
同新聞の購読者数がアップしたほど大人気となりました。

今日は、その『残酷なぐらい正直な話』から
「7歳の勇気に学ぼう」というお話をご紹介します。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

夫の家系図を作る資料集めのため、古い資料専門の、由緒ある図書館に行ってきました。

アメリカでは家系図づくりに人気があるのですが、この図書館を見回して驚きました。

昔、自由を奪われた奴隷の名前やさまざまな戦争に参加した兵士の名前が記録された、
百科事典のような分厚い本が何冊もあったからです。

私の夫の名(苗字)はJolly(ジョリー)といいます。これはとても良い名で、
クリスマスに必ず出てくる「歓喜・喜び」という意味です。

資料をひもとくと、先祖は英国、アイルランド方面から来たらしく、
1700年代初めに生まれた人までは突き止めました。

先祖は、ほとんどの初期の移民が着いた現在のバージニア州に住み始め、
夫の家族は今もそこにいます。

江戸時代初期の1600年代。小さな船に乗り新天地を求めて移住してきたヨーロッパの
人々の決意と困難を想像するだけで、頭がくらくらするぐらい感動します。

たまたま数日前、津田塾大学を創立し、
その一生を女性教育にささげた津田梅子の話を読みました。

彼女は父親の先見の明で1871年、7歳で留学、公費で勉強し、
11年間にわたって米国でさまざまな体験をしました。

わずか7歳の少女が親元を離れ、全く知らない国へ留学するなんて、
彼女と親の勇気や決断力には感無量です。

私の家を掃除してくれる女性も海を渡ってきた人の1人です。

農民だった彼女は、長男だけを連れて1986年にポーランドから渡米。

英語はいっさい話せず、祖国にはご主人と5歳の子をはじめ子供6人を残し、
出稼ぎに来たのです。

昼間はさまざまな家で掃除し、その後は夜の10時まで事務所の掃除をし、
それを7年間続けてお金を貯めました。

そして家を買い、祖国に残した子供たちとご主人をアメリカへ移住させたのです。

今は皆、幸せに暮らしています。

ポーランドの人はとてもまじめで働き者。

私が住むシカゴでは多くの人たちがお掃除の仕事をしています。

タクシーの運転手はロシアやインド、パキスタン人。

洗濯業は韓国人、レストランで働いているのはメキシコ人など、
州によっても異なりますが、移民に職種の特徴があります。

7歳の日本人女性、ポーランドの農民の妻

―― 海を渡った彼女たちの決断と努力が、
周囲と後の世代に多大な影響と変化をもたらす!

だれも知らない小さな種がどこかへ飛んでいって根を張り、
周りのすべてに影響を与える。

私たちはみんな、そんな力強さを秘めているのです!


写真:上記の雅代さんのエッセーに登場する、ポーランドからたった1人で渡米して、
お掃除の仕事をしながら家族全員をサポートされたミッシェリーナさん〈右〉。
娘のミッシェルさん〈左〉とお孫さんのクリスチャン君〈中央〉と一緒に。

ミッシェリーナさんは、
渡米直後から始めた雅代さんの家のお掃除を今もなお担当し続けています。
そして、お母様の意志の強さ、聡明さ、外見と内面の美しさを引き継いだ
ミッシェルさんは、現在雅代さんの米国秘書として大活躍中!
28年前に1人で渡米したミシェリーナさんの決断と努力が、時を経て、
このような素晴らしいご縁につながりました!

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23 件のコメントがあります。 「7歳の勇気に学ぼう」~エッセー『残酷なくらい正直な話』より

  1. メロン より:

    エッセーのご紹介、有難うございます。
    7歳で留学はすごいですね。
    またミッシェリーナさんの渡米してコツコツ働き、家族を幸せにされた生き方、その勇気と努力、素晴らしいです。

    私の実家(旧姓)は、先祖を大切にする方で、法事など親戚が毎回集まり、家系図も本(曾お祖父さんが人助けしたことで)も残っています。
    でも夫の方(今の名前の方)は、結婚した当初、お墓も仏壇もなく、何もしていなくビックリしました。(その後、夫の祖父母がなくなり、お墓は何年か前に出来ました)複雑そうなので深くは聞けませんが、ご縁に感謝していこうと思います。それぞれの形があるのかなと思います。
    でも実家の方が、昔からなじみがあるせいか、仏壇を見かけるとなんとなく話しやすさがあります。

  2. アメジスト より:

    とても素敵なお話をシェアしてくださりありがとうございます。私たち人間は肉体的に子孫を残していくことと同時に、生き方を伝えていくこともでき、まずは前に一歩踏み出し行動することで、自分以外の周りの人たちにもさまざまな影響を及ぼすことができる…ミッシェリーナさんの半世紀を読んでそんなメッセージを受け取りました。
    お嬢さんのミッシェルさん、お孫さんのクリスチャンくんとのお写真からも、ミッシェリーナさんの芯の強さと温かさを感じます。

  3. ダヤン より:

    自分の国でも新しい仕事につくのは大変なのに、知らない土地へ来て働くのは本当に大変なことだったと思います。
    海を渡った人たちはみんな、希望を胸に無我夢中で頑張ったのでしょうね。
    一歩を踏み出すことによって、これからの自分だけでなくまわりの人達の希望にもつながっていくのですね。

  4. 敦子 より:

    ミッシェリーナさんの愛と勇気のお話をありがとうございました。
    家族の幸せのため見知らぬ外国で働き生活する大きな決心は
    ファミリーのためだから、それが支えとなり生き甲斐となって
    成しえたことかもしれませんね。

  5. ケミー(あけみ) より:

    他国で生きていくのは、勇気と希望がなければ、めげてしまいそうです。7歳で親元を離れ留学された津田梅子さん。心細さを勉学に没頭することで、紛らわしていたのかもしれません。ポーランド人は、まじめで働き者なのですね。ミッシェリーナさんは、雅代さんと出会えて幸運ですね。美人の娘さんとかわいいお孫さんがそばにいてくれれば、きっと幸せですね!^^

  6. 「7歳の勇気に学ぼう」のご紹介ありがとうございます!
    海を渡り挑戦するのは本当にすごいと思います。
    その決断力と行動力はとても刺激になります。

  7. さとみワトソン より:

    このブログで津田梅子さんのお話を読んだ時にもその勇気ある行動に驚き、大感激しましたが、ミッシェリーナさんのお話も雅代さんから時々聞いていたのですが、改めてすごい勇気と決断・行動をされたのだと大感激しました。今回、この記事をブログで紹介するにあたり、雅代さんの秘書のミッシェルさんが快く写真の協力をしてくれました。その際にお母様のお話も娘さんご本人から改めて聞くことができました。ミッシェリーナさんは渡米直後から雅代さんの家のお掃除を担当され、もう27-8年とのこと…。雅代さんとは家族ぐるみのお付き合いをしていて、とても信頼しあい大切にしあっているとのことで、ミッシェルさんご家族も皆とても雅代さんに感謝されているそうです。たった一人で30年近くまえに渡米したミッシェリーナさんの行動がこんな素晴らしいご縁につながっていることも私にとっては大感激でした。ある行動がどんな出会いにつながり、将来どんなことにつながっていくかわからないですね。そこも人生の面白さですね!

  8. 塩スイカ より:

    雅代さんのエッセーのご紹介、ありがとうございます。

    情報も無く交通も不便だった時代。
    渡米どころか無事にたどり着けるという保証すら無かったのに 、それでもアメリカに行く。
    どれ程の勇気が必要だったことでしょうか?

    そう思うのは事情を知らない第三者だからで、本人にしてみれば
    「アメリカに行けば、未来を切り開ける」
    とでもいうような確信があったのでしょうか?

    個人というのは一見チッポケ見えますが、決してそうではありませんね。

  9. 顕琢(けんたく) より:

     おはようございます!

    >海を渡った彼女たちの決断と努力が、周囲と後の世代に多大な影響と変化をもたらす! だれも知らない小さな種がどこかへ飛んでいって根を張り、周りのすべてに影響を与える。

    私も以前先祖のルーツを調べたことがあります。
    初代は、江戸時代中期に生きた人でした。
    さらに、さかのぼると大化の改新にまでさかのぼれることがわかって感動したことを思い出します。
    先祖の「多大な影響」を受けている気がしています。

     ありがとうございます。I LOVE YOU CANCEL ZERO!   顕琢

  10. Sophia より:

    心が鼓舞されるエッセイをご紹介くださりありがとうございました。
    見かけの大きさに囚われず、しっかりと根を張る生き方を意識しようと思え、最近煮詰まっていた心が軽くなったように感じています。ありがとうございました。

  11. とよみ より:

    読んでいて、心の底から、体中から希望や勇気が湧いてきます。7歳の津田梅子さんも、ミッシェリーナさんも素晴らしいですね。感動します。異国で新しい人生を切り開いていくそのガッツと行動力は輝いています。面白いです!私もまずは自分をしっかり磨き、少しでも周りや後世に良い影響を残せるような人間になりたいと思います。

  12. ろこ より:

    とても勇気をいただきました。
    「私」という存在はちっぽけではない!
    自分を信じてコツコツ続けること、それが大きなひとつの結果を生むのですね。
    がんばろうっと!

  13. MIZUNO より:

    「7歳の勇気に学ぼう」のお話をありがとうございます。
    7歳で海を渡り挑戦するのは本人も家族もとても勇気がいり、すごいことだと思います。津田梅子さん、ミッシェリーナさんの決断と行動、素晴らしいです。

  14. りんりん より:

    見るもの聞くもの初めての外国で一人頑張った津田梅子さん、
    教えられるものが多いです。7歳の時に外国留学をさせた
    お父さんの生きざまにも大変興味が湧きます。
    お父様のこの先見の明がなければ、津田塾大学も誕生しな
    かったのですから。
    ミッシェリーさんの素晴らしい行動力と異国から渡米という
    決断には驚かされますね。それも長男だけを連れて!
    ご主人がそれを許してくれたのですから、信頼関係・絆が
    とても強かったように思います。人の持つ力「人間力」に
    感動します。

  15. 柚子の香り より:

    津田梅子さんもミッシェリーナさんの決断と努力に、感動しました。今ほど交通機関も通信手段も発達していないのに、送り出したご家族も色々と心配やご苦労があったと思います。まだまだ自分には努力が必要だな、と痛感しました。

  16. 宮兄 より:

    津田梅子さんやミッシェリーナさんのこのお話を読んで、自分の留学時代の事を考えると、時間とお金の無駄使いをしてしまったと反省してしまいます。それなりに海外で住むという事への勇気はあったかもしれませんが、大切な「志」が全くなかった気がします。
    まだまだ人生長いので、これから改めて勇気と行動と志を持ち、遊んでしまった留学時代を挽回したいと思います。

  17. やまさ より:

    1人の勇気ある決断と努力が、これほど素晴らしい花を咲かせるのですね。
    津田梅子さんとミッシェリーさんに共通するのは、決して自分のためではなく、人のためにというところですね。学ぶことが非常に多いです。
    現在、ご家族3世代でアメリカに住んでいらっしゃるミッシェリーさんご家族のお写真からも温かく強い絆を感じます。素敵なお話をシェアしていただき、ありがとうございます。

  18. Chip より:

    お名前は以前から聞いていたのですが、初めてミッシェルさんのお顔を拝見しました。勝手に想像していたイメージと違っていましたが、きれいな方ですね!
    自分はちっぽけな存在と思っていましたが、存在するだけですごいことなんですね。だとしたら、このありがたい状況を思う存分行動し楽しまなくてはと思いました。

  19. kumako より:

    津田梅子さんとミッシェリーナさんのお話を読んで、何事にも決心と自分にできる精一杯の努力が必要だとつくづく感じました。出来るかどうか失敗したらなど余計な不安を抱えているうちは努力が足りないのだと、身の引き締まる思いがしました。

  20. 水島智裕 より:

    津田梅子さんの7歳で留学という話しは本当にすばらしいですね。その一人の行動があとから多くの人に影響を与えることを思うと、一人は皆のためにという言葉が本当に実感します。

  21. shima より:

    ひさしぶりのコメントです。

    海外で生活することは、自分の力で生きていかねばならない厳しさがありますね。
    時間を無駄にすごさないこと。コツコツ努力すること。
    自分はどうなのだろうかと考えさせられました。

  22. ミヤケン より:

    ミッシェルさん達のご紹介をありがとうございます。
    私も時より雅代さんや、さとみさんを通じてミッシェルさんと関わることがありますが、とても聡明で素晴らしい方と感じていました。
    とてもお綺麗な方とも伺っていましたが、本当にイメージ通りで驚きました。
    これからも、私達のサポートを宜しくお願いします!

  23. うさぴょん より:

    最近、あまりパソコンを開かなくなり、
    自然と雅代さんのブログを
    拝見させていただく機会も減ってしまいました。
    また、少しずつ拝見をさせて頂こうと思います。
    6月からコメントを入れさせて頂きます。

    エッセーのご紹介、有難うございます。
    7歳で留学…本当にすごいですね。

    ミッシェリーナさんが渡米してコツコツ働き
    ご家族を幸せにされたというお話も
    感動をいたしました。

    ありがとうございます。

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