自分を洗いざらしながら夢の色を鮮明に出してきた(1)
約10年前のNHK朝の連続ドラマ「あぐり」のヒロインである吉行あぐりさんは、満100歳で、98歳まで現役で仕事をされ、日本の美容師の中では最高齢です。
その感動と波乱に満ちた人生を、アメリカ・ボストンの日本語新聞「ボストンかわら版」に数年前に掲載されていた、「逆境に生きた女たち」というシリーズの中からご紹介します。
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愚痴を言わないだけ
「母の強さをひそかに尊敬しているのですが、逆に“あの人の心に中はどうなっているのだろう”と、恐れすら感じてしまいます」
1997年の、NHK朝の連続テレビ小説「あぐり」。ドラマの原作となったのは、吉行あぐりさんの自伝「梅桃(ゆすらうめ)が実るとき」ですが、その中で「母に贈る言葉」として女優・吉行和子さんが、娘の目から見たあぐりさん(いか敬称略)を素直に、ユーモアたっぷりに綴っています。
故吉行淳之介(芥川賞、野間文学賞作家)、吉行和子(女優)、故吉行理恵(芥川賞作家)という有名な「吉行三きょうだい」を育てた母としても注目を浴びていた吉行あぐり。
莫大な借金を残して夫に先逝たれ、戦前戦後の混乱を美容師の腕ひとつで乗り切って、三人の病気がちの子供を育てあげてと、たいへんな苦労をしながら、子供たちにも自分のことはまったく話さず、「泣き言という言葉は、母の辞書にはない」と娘に言いわしめる、筋金入りの明治女――と、思われるのですが、ご当人はさらっと流してしまいます。
「確かに長いこと貧乏は致しましたが、私は本当に苦にならないたちです。泣いたところで事態がよくなるわけではないのですから。食べるためには努力するしかありません。私が“気丈だ、気丈だ”とよく言われるのも、たんに愚痴を言わないだけのことです」

<若くして夫に先逝たれ、三人の子供(淳之介、和子、理恵)と莫大な借金を抱えて、死に物狂いで働いた吉行あぐりさん。)
明治四十年、岡山県岡山市に、弁護士・松本豊と妻・美禰(みね)の六人きょうだいの三女として、あぐりは生まれました。今度こそは男の子を、という両親の期待を裏切っての誕生でした。漢字で「安久利」と書くのが本当で、岡山の田舎の昔からのいい伝えでは、次の男子の誕生を願う名前です。本人はこの名前が嫌いで、面倒なので「あぐり」とひらがなで書いていたそうです。
姉妹一番のおてんば娘で、学校から帰ると荷物をそおっと置いてお稽古から逃げ出し、外で遊んでばかり。写真で見る限り整った顔立ちの美人なのですが、日焼けでまっ黒い顔をして黒塗りのお盆のようだといわれるおてんばぶりでした。
そんな平和な生活が一変してしまうのは、大正九年、岡山県立第一高等女学校に入学しようという十二歳の時。インフルエンザで、二人の姉と父を相次いで失ってしまうのです。子供たちを抱えて、松本家は次第に行き詰っていきました。そんな時、母から「学校も続けさせてくれるから、吉行さんがおまえに来てほしいといいなさっているんだよ」と、話を持ちかけられるのです。
生来あっさりしていて、のんきで翔んでいるところのあったあぐりは、それが吉行家への嫁入りだということも気がつかず、また母にも説明されず、行ってみたらお披露目の席に座らされていたのでした。しかもその場で初めて会った夫、吉行栄助は、早熟の不良少年。頭はたいそう良かったのですが左翼思想に染まって、先生とケンカをして岡山の学校を辞めてしまい、東京の学校に行っていました。
嫁入り支度ができない没落した名家と、結婚させてなんとか長男を落ちつかせたいと裕福な土建屋の家との、親同士の政略結婚だったのです。当時としても特別に若い、あぐり十五歳の嫁入りでした。(明日に続く)
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「自分を洗いざらしながら夢の色を鮮明に出してきた」というタイトルが、もう既に格好良いです。
今日の記事だけで推測してもおそらく波乱万丈な人生を歩まれたでしょうに、「愚痴を言わない」あぐりさんって、どんな女性だったのだろう?と興味津津です。
明日が待ち遠しくなるようなお話の紹介をありがとうございます。
ただ今人生の解毒中
そうです、天然の解毒期間中なのです。
私もちょうど「気丈夫だね~」といわれていまして、「そうでもないけどな~」と思ってました。
が。
「たんに愚痴をいわないだけ」とよんで、「ああ、そうそう、おんなじたわ~」とピンときました。
ここのブログで勉強していると、愚痴を言ってもなんにもならないことは初級編。
いつのまにか身についていたんだなと感じ、嬉しい~☆
テレビドラマはみていましたが、あぐりさんの生き方を復習できて、ラッキー!!
明日もたのしみにしていますよ~
へぇ~そうだったんですね~!
NHK連続ドラマ「あぐり」・・・本を読んでないので、詳しいことは知らずに、興味あって面白かったのでよくみてました。
あれからもう10年になるんですね!
吉行あぐりさんのことを知ることができて嬉しいです(^^♪
・・・生来あっさりしていて、のんきで翔んでいるところのあった、愚痴を言わないあぐりさん・・・素敵ですね!
元気いただけるお話ありがとうございます!
明日も楽しみです~
ドラマ放送後に、和子さんと一緒にTVに出られていましたが、90歳位だったのでしょうか・・
凄い3兄妹を育てられた方ですが、画面から伝わるあぐりさんの、親しみやすい素敵な笑顔が印象的でした。
98歳まで現役とは、本当に素晴らしいですね!
「泣き言という言葉は母の辞書にはない」と娘さんに言わしめる、あぐりさんの生き方を学ばせていただきます。
ありがとうございました!続きが楽しみです♪
学生の頃よく観ていました。もう一度観たくなりました。
愚痴を言っても仕方のないことはわかっていますが、ついポロリ毒をはいてしまうことがあります。15歳でお嫁に行き、泣きごとを一切口にしなかったアグリさん素敵です。
続きがとってもたのしみです。
素晴らしいお話をご紹介して下さり、ありがとうございます!
NHK朝の連続ドラマ「あぐり」は聞いたことはありますが、なぜか見たことは一度もなく、内容も全く知りませんでした。
女優の吉行和子さんのお母様だったのですね。
今日の記事を読み、私達が想像もつかないほど大変な苦労をされながら愚痴を言わず、3兄妹を立派に育てられ、98歳まで現役でご活躍された、あぐりさん、とっても素敵な方だと思いました☆
私は精神面がまだまだ弱いので、あぐりさんの力強い生き方をしっかり学ばせて頂きます。
続きが楽しみです。
あぐりさんはテレビで何度か拝見しました。聡明で健康・長寿の秘訣はあぐりさんのような生き方なのでしょうね。誰かに愚痴を言ったらすっきりすることもあるけど、仕方のないことで、状況を変えることなんか出来ないのだから発想の転換をして前を向いて生きることが最重要なんですね。今日も勉強させていただきました。とても素晴らしいお話の紹介ありがとうございました。
連ドラの「あぐり」は、主演女優の田中美里さんが同県出身という事で、比較的見ていました。
聡明で明るいあぐりさん、「ただ愚痴を言わないだけ」とさらりと言ってのける人生観は、ぜひ見習いたいですね。
今日もありがとうございました。
吉行あぐりさんのことは、はじめて知りました。
とても興味深いです。
明日の続きが楽しみです!
芯の強い素敵な女性の人生を知る事ができてとてもためになります。
ありがとうございます。
莫大な借金を抱え3人の子どもを育て上げたと聞いて、自分の今の状況が大変だと思っていたことが恥ずかしくなりました。
マダマダ私なんて苦労もしていないあまちゃんです。きっと。
続きが楽しみです。とても勉強になります。人生の深い学びがありそうです。
「愚痴を言わないだけ」は私もこのブログで
学ばさせていただいているお陰で「愚痴を
言っても始まらない」とそれが当たり前に
なってきたことに感謝しております。あぐり
さんの事は始めて知りました。興味深くて
明日の続きを楽しみにしています。
「“気丈だ、気丈だ”とよく言われるのも、
たんに愚痴を言わないだけのことです」と
さらりとおっしゃるところに、あぐりさんの
何が起こっても受け入れる度量の大きさみたいなものが
伺われますね。
あぐりさんは90歳を過ぎてから娘さんの吉行和子さんと
海外に旅にでたり、前向きで好奇心旺盛な方で
私の憧れの方の一人でもあります。
確か、同じマンションのフロア違いに住んでいて
親子のあり方も近すぎもせず遠すぎもしない
距離感も素敵だなあと思います☆
私流考え方でいくと、人それぞれその人なりの生き方で人生を体験していると思います。輪廻転生という考え方でいくと、どうしてももっと我慢強い生き方がしたいという希望で生まれてきた人は、自分の望みどおりの人生に近くなると思います。我慢する事が良い事、我慢しない事が悪い事という考え方をすると、つらいとか、悲しいとかの感情がやってくると思います。それも全て自分の感情だと思います。基本的に何気なく発せられた言葉でも、受け取る人によっては感動を感じたり、不快感を感じたりします。皆自分の感じ方で生きていると思います。自分が考える幸せな生き方がしたければ、何処のポイントで感じ方を変えれば自分の思い通りの幸せが得られるか?を立ち止まってゆっくり考える静かな、落ち着いた時間を度々創る事が大切な事だと思います。今は時間の流れが急流のような時代だと思います。翻弄される人が多いのも当然のような気がします。それでもこの時代に生きる体験がしたかったから今ここに生きているような気がします。私はスタティパックをしながら考えるようにしています。気の流れが自動的によくなり、気持ちがすっきりするのが、速いような気がします。そしてどうすれば良いかが浮かんできます。人生を自分がどう受け止めるかで感覚が変わります。自分なりの人生を楽しみましょう!全てにありがとうございます。
久しぶりの書き込みです。殆ど毎日とてもためになるお話を拝見しているのですが、いままさに自分の置かれている状態がそういう状態であることにどこか行き詰まりを感じていたのですが、励まされました。この前に天風先生のお話といいファイトと自分の考え方の硬さを痛感させられました。
いま、とても忙しい状態でどうしたらいいか迷っていましたが、迷っている暇があったらできることが沢山あることに気づかされました。
また、ひと働きします。
やるぞお!!!
ドラマチックな人生ですね!
あ、だから、朝ドラになったのか!!
去年なくなった私の祖母も、明治生まれでしたが、やはり昔の人は苦労が多い分、気骨があった気がしますね!
気骨!!気のホネ!あらいい言葉!
続きを楽しみにしています☆
NHKの朝の連続ドラマ「あぐり」は時々見ていました。
あぐりさんの忍耐強い生き方に感動します。
「愚痴」は運を消してしまうと思いました。
あぐりさんの「愚痴」を言わずに前向きに、強く生きていく姿はお手本だと実感しました。
15歳で全く知らない人への嫁入り・・・この時代では考えられないですよね~。
先日、ある日本のドラマのDVDを借りてきて見たときに、「古き良き時代の女」という言葉がでてきました。最近あまりみかけなくなった、「真の優しさと強さを持つ女」という感じでしょうか?なんだかとてもカッコいいな~と思い、私も年をとるごとに、経験を積み、一本筋がキチンとはいった素敵な良い女になりたいと思いました。あぐりさんは正にそんな女性のお手本ですね。続きも楽しみです。
この時代の女性で、専門職をもち更に美容界の先陣を切り開いたその能力は素晴らしいと思います。
愚痴を言わず、苦労を苦労ともせず、その環境を楽しんでいる様にも思える生きざまに感動と勇気をいただきました。
私もあぐりさんのように生きてみたいとおもいます☆
「あぐり」は、NHKの朝ドラの中で1番好きなドラマで、毎朝必ず見てから、ダッシュで学校に行っていました!小学生ながらも、なぜかすごく惹かれていました。今でも、強く印象に残っています。
どんな状況にあっても、「泣いたところで事態がよくなるわけでもない」と、愚痴も言わず、苦労も人に感じさせず、悟りきっているようなあぐりさん、女性として、すごくカッコよくて、素敵で、尊敬します。
今度は、あぐりさんの自伝を読んで、あぐりさんの生き方を学ばせていただきたいと思いました。
今日も、貴重な学びの機会をありがとうございました☆
「確かに長いこと貧乏は致しましたが、私は本当に苦にならないたちです。泣いたところで事態がよくなるわけではないのですから。食べるためには努力するしかありません。私が“気丈だ、気丈だ”とよく言われるのも、たんに愚痴を言わないだけのことです」
あぐりさんのこの言葉が、心に響きました。雅代さんが教えてくださることと同じだなと思いました。
私もあぐりさんのように、強くたくましく、そして格好良く生きて行きたいと思いました。明日の続きも楽しみにしています。
2日前に日本から無事に戻りました。数日爆睡し、元気一杯になりました。日米の往復をほぼ毎月してくださっている雅代さんに、心から感謝です。
日本では、ブログのコメント欄でお名前を拝見している皆さんにお会いでき、とても嬉しかったです。エゴスキューの素晴らしさをますます実感することができた旅でした。
あぐりさんは、並々ならぬ苦労をされながらも、それを苦労とも思わず、愚痴も言わず、とてもさっぱりとしておられ、気持ちがいいです。
こんな生き方、素敵だなと思います。
1997年のNHK朝の連続テレビ小説「あぐり」
時々見ていました。
次から次へと起こるアクシデントにも
いつも前向きで取り組む姿が印象的でした。
生きていると色々な事が起こりますが
どのように対処するかがとっても大切なのだと
思います。
朝の連ドラ「あぐり」は大好きで毎日楽しく見ていました。
ご本人のドキュメント番組も何回か見ましたが、確か、90歳を過ぎた頃から海外旅行に出かけ、なんにでも興味を持つパワフルな方と感じました。
ドラマを見た当時、人は次々と難題が襲ってきても解決できるものかな?と疑問で、あぐりさんのような特別な能力や強運な人だけが乗り越えられ、自分には無理!と諦めていました。
今は雅代メソッドを知ったので、問題に直面した時も少しずつ解決の方向がわかってきたように思います。
続きも楽しみです。
「確かに長いこと貧乏はしましたが、私は本当に苦にならないたちです。」
芯のぶれない信念の強い方だなと思いました。
15歳での嫁入り後、阿栗さんの人生がどうなって行くのか楽しみです
続きも楽しみに読ませていただきます。
NHKの朝ドラで「あぐり」が放送されてから、もう10年も経つんですね。明治生まれの女性達は本当に魅力的です。そう言えば、亡くなった祖母も明治生まれで、しっかりした人でした。